第1章 30坪の家 コンセプトハウスの発端

コンセプトハウスの発意

プランニングの先駆け

“滋賀の景色を作る家プロジェクト”の始動にあたって、“30坪の家”プラン考案の先駆けとなったものがあります。それは、ある研修で取り組んだ自社のモデルハウスを設計するという課題。自社の強みを生かしながら、これから大輪建設がご提案していきたい住まいを改めて考える機会となり、コンパクトにまとまりながらも豊かな暮らしを実現できる家が生まれました。そのプランニングの考え方を、今回のコンセプトハウスにも落とし込んでいます。

家づくりへの思い

課題の条件としては、ライフスタイルの変化に対応できる、30坪前後の家というものでしたが、そこへ私たちが大切にしたい家づくりの思いを添え、
“風景に溶け込むような、普遍的だけれど飽きの来ない家”
“自然のエネルギーを取り入れた、パッシブデザインを生かせる家”
という考え方を念頭に置きながら、外の豊かなものを取り込むよう設計していきました。

地域に根ざした工務店として

しかし、実際に大輪建設に来てくださるお客様とのヒアリングを通して、本当にお客様のニーズに合っているか?土地の広さや価格の相場が合っているか?と改めて考えたとき、敷地の設定や外構のつくり方など、この滋賀県大津の土地に根差した会社として、もっと素敵なご提案ができるのではないかと考え始めるようになりました。そうしてプランニングの検討は続き、コンセプトハウスの実現に向けて試行錯誤を重ねていきました。

>第2章へ続く

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